雇用先企業側が準備する雇用理由書については以前の記事でご説明しました。
雇用先企業が提出する雇用理由書について – 行政書士 見山しんじofficial site (miyamashinji.jp)
今回は在留資格を申請する外国人自身が準備する理由書についてご説明します。
理由書には外国人自身が、なぜ申請する在留資格が必要なのか、自らが在留資格に適合している理由などを示し、提出書類を補う意味があります。理由書には追加書類の要求や申請が不許可となることを軽減し、審査をスムーズに進めるメリットがあると思われます。
理由書における記載事項は申請する在留資格により異なりますが、大まかには以下のことについて外国人である申請人が雇用先企業にいかに貢献できるかをアピールすることが大切です。
【理由書への記載事項例】
・出身国と来日までの最終学歴・専攻学科
・職歴、実務経験、知識等
・雇用先企業へ応募した志望理由
・雇用先企業で担当する業務が申請する資格と適合し、適正であること
外国人が準備する理由書のポイント
理由書には、申請した外国人自身が雇用契約の内容や業務内容を確実に理解していることを示すために提出をします。そして外国人自身が日本語で理由書を書くことができることは、日本語能力の高さを示すことができます。
もちろん母国語にて提出することもできますが、それには日本語訳を添える必要があります。
そして理由書は量より質であり、長々書けばよいものでなく、入管の審査官にとり要点がわかりやすく記載することに努めましょう。